-一茶- (文化7年)
土の上を歩く…
今の私の生活の中で一体何パーセントを占めるだろう?
わざわざ普段とは違う靴を履き
散歩や山登りに出掛ける。
何処へ行くのにも同じ草履だった当時、
土の違いはより身近に感じられたに違いない。
黒土は土地が肥えている証でもある。
彼が歩いていたのは道だったのだろうか。
梅林の中だったかも知れない。
柔らかい黒土が草履の裏に付く。
少し歩き辛い。
暫し立ち止まって裏を見ると
梅の花だらけだ。
梅の花に心惹かれながらの歩、
その歩で梅の花を踏み潰していた。
申し訳ない様な、そんな気持ちになる…。
Den Hügel stampfend - 丘を踏み
8 years ago
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