-土井田晩聖氏- (句集:万事 2007年11月)
石鹸玉は何故春に飛ばすのか。
昔は夏の遊びだったと言う説もある。
秋に飛ばすには儚過ぎる。
冬は寒過ぎる。
親子の風景や、弾け消える様子、
シャボン玉に周りの景色や空が映る情景描写ばかりの
この季語になんと
知らぬ男が登場する…。
知らぬ男について行くなとは
大人が子供に言う事である。
未だ幼い娘さんが吹いた石鹸玉が
空に消えるならまだしも、
知らぬ男にふらふらとついて行く。
それを見る娘さんは、
面白がってはしゃいで居るかも知れない。
ふと、一緒になって笑えない自分が居る。
この娘も何時か
知らない男にふらふらとついて行ってしまうんだろうか…と。
Den Hügel stampfend - 丘を踏み
8 years ago
2 comments:
はじめまして。「石鹸玉」句の作者です。この度は、拙句を取り上げていただきまして、有難うございました。ちなみに私の最も好きな作曲家は、プロコフィエフ、次いでストラビンスキーですが、ヒンデミット、バルトーク、プーランクも大体この順で大好きです。今後ともよろしくお願い申し上げます。
晩聖様、初めまして。
前以てお伺いも立てず、勝手に初心者が観賞等致しまして
本当に申し訳ありません。
又、こんな拙文にご立腹もせずコメントを頂き、
心から感謝致します。
プロコフィエフ、私も好きです。
毎日の様に「ピーターと狼」の狼を吹かされても
飽きる事がありませんでした。
こちらこそ、これからもどうぞ宜しくお願い致します。
m(_ _)m
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